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ミステリー小説おすすめ12選【初心者向け】海外・日本の名作選

 

至る所に隠された伏線。怪しい登場人物たち……。

今回は犯人や結末が気になって最後まで読む手が止まらない

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ミステリー小説を12選紹介いたします

ミステリー小説初心者の方でも読みやすいい本を揃えたので、ぜひ読書のご参考にしてください。

 

犯人は誰?思わず一気読みしてしまうミステリー小説12選

シャーロックホームズシリーズ

(アーサー・コナン・ドイル)

世界で最も有名な推理小説、そしてもっとも有名な探偵と言えば「シャーロックホームズ」でしょう。なんと「聖書に次ぐベストセラー」と評されるほどです。

人並外れた観察眼と推理力を持ったシャーロックホームズが世界中の難事件を解決するストーリーですが、物語は彼の友人であるジョン・H・ワトソンの目線から語られます。

世界最高の探偵でありながら変人そのもののホームズに、敬意を評しながらも友人として呆れたり支えたりするワトソンのコンビも魅力のひとつ。

初刊の発行は1887年ですが現在でも映画化がされるなど、人気の高い一冊です。推理小説の金字塔でありながら、読みやすい文章と今読んでもはっとするようなトリックはまさに名作。ミステリー初心者にこそオススメです。

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そして誰もいなくなった

(アガサ・クリスティ)

こちらも超著名なミステリー小説。ミステリーの女王アガサ・クリスティの代表作のひとつです。

舞台はイギリスのとある島。招かれたのは面識もなく、性別や身分、職業もなにもかもがばらばらな男女8人。しかしこの島の持ち主で、この集まりの主催であるはずの夫婦は姿を表しません。

孤立した島の中、童謡「10人のインディアン」を思わせる死に方で、ひとり、またひとりと命を奪われていきます……。

結末は「お見事」としかいいようがなく、この魔の手から自分ならどうやって逃れようかと考えるのも楽しいです。

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羊たちの沈黙

(トマス・ハリス)

1991年の映画化で名前を世界中に知らしめた、トマス・ハリスの小説。サイコホラー的な要素もあり身震いするような描写も多いですが、ミステリー小説としても言うまでもなく名作です。

FBI捜査官のクラリス・スターリングは「バッファロー・ビル」と呼ばれる連続殺人犯を追っています。

しかし犯人の方が上手で尻尾をつかむことができません。そこでクラリスは人肉食の趣味がある(カニバリズム)だが天才的な推理力を持つ精神科医ハンニバル・レクターの知恵を借ります。

一度読んだら忘れられないレクター博士の強烈なキャラクターと、彼から与えられるヒントを元にした謎問きは同作にしかない魅力です。

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明智小五郎シリーズ

(江戸川乱歩)

こちらは日本の推理小説の頂点とも言えるシリーズ。初登場は「D坂の殺人事件」。主人公は身なりに頓着せず一見貧相だが温和で親しみやすく、天才的ともいえる推理力を持つ明智小五郎。

シリーズを追うごとに彼の性格が世間に触れて少しずつ変化していったり、洗練されていくのも興味深いのでぜひ通しで読むことをおすすめしたいです。

ですが個人的なおすすめといえば、魅力的な女性盗賊との戦いを描く「黒蜥蜴」は必読。シリーズの途中からでも充分楽しめます。

彼を取り巻く少年探偵団の小林少年も人気のひとつ。明智の助手である小林少年を中心とした「少年探偵団シリーズ」も色あせず面白いです。

【明智小五郎シリーズ順番】
1.D坂の殺人事件 短編 1925年
2.心理試験 短編 1925年
3.黒手組 短編 1925年
4.幽霊 短編 1925年
5.屋根裏の散歩者 短編 1925年
6.一寸法師 長編 1927年
7.蜘蛛男 長編 1929年
8.何者 中編 1929年
9.猟奇の果 長編 1930年
10.魔術師 長編 1930年
11.吸血鬼 長編 1930年
12.黄金仮面 長編 1930年
13.黒蜥蜴 長編 1934年
14.人間豹 長編 1934年
15.悪魔の紋章 長編 1937年
16.暗黒星 長編 1939年
17.地獄の道化師 長編 1939年
18.凶器 短編 1954年
19.化人幻戯 長編 1955年
20. 影男 長編 1955年
21. 月と手袋 短編 1955年
 

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名もなき毒

(宮部みゆき/幻冬舎)

女流ミステリー小説家として著名な宮部みゆきの手掛ける長編ミステリー。映像化もされるなど人気の高い一作です。

今多コンツェルンという企業が仕事のできないアルバイトである原田いずみを解雇するところから始まります。

原田いずみはセクハラなどがあった、不当解雇だと謂れのない申し出をしてくることを調べるうちになんと、連続無差別毒殺事件との関与が浮かび上がってきます。

ほんの些細なことからばらばらだった点がつながり凶悪な事件が浮かび上がっていくのに背筋が冷たくなります。まさにページをめくる手が止まらない小説です。

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容疑者xの献身

(東野圭吾/文藝春秋)

東野圭吾の代表作・ガリレオシリーズの第3弾。同作は本格ミステリ大賞、直木三十五賞受賞などを受賞しました。

その他にも多数の受賞をうけ、たくさんの名作を持つ東野圭吾の著書の中で最も支持されている一冊かもしれません。

DV被害者である花岡母子は暴力癖のある夫から逃れるためひっそりと暮らしていますが、ある日彼女らの家に夫が乗り込んできます。追い詰められた母子は夫を殺害。途方にくれるところを隣人の数学者・石神に証拠隠滅の申し出を受けます。

石神の頭脳を持って闇に葬られる真実を、湯川学が解き明かしていく……というまさに頭脳と頭脳の戦いに、ハラハラが止まりません。

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子どもたちは夜と遊ぶ

(辻村深月/講談社)

大学受験を控えたひとりの高校生の失踪から始まる物語。世間がその事件に騒ぐ中で、美しく聡明だが影がある青年、木村浅葱はこの仕組みに気付きます。

「これは自分の兄である藍がしかけた『殺人ゲーム』だーー」

浅葱は兄に会いたいが故に、持ち前の頭脳で残虐な殺人ゲームを進めていきます。何が本当で、何が伏線か、推理しながら読み進めると更に面白さが増します。

浅葱の揺れ動く気持ちの、より心を掴まれることでしょう。同じ辻村深月作品では、「冷たい校舎の時は止まる」もオススメです。

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Another

(綾辻行人/角川書店)

日本のミステリ界を代表する綾辻行人の代表シリーズ。とある地方都市に引っ越してきた主人公の榊原恒一は、徐々にこの学校、そしてこの土地が持つ異変に気付いていきます。

それは転入した3年3組には「死」にまつわる呪いがかかっていること。そしてその呪いには周期があり、今年がその年だということが判明します。

不可解な行動を取るクラスメイトたちや次々に抗えない力によって命を落としていく人々に、ストーリー全体はうっすらとホラー的要素を帯びますが、しっかりとしたミステリ作品です。

いたるところに巧妙に張り巡らされた伏線と、予想を裏切られる展開に息をつく間もないように感じられます。

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告白

(湊かなえ/双葉社)

今や大人気作家として名を連ねる湊かなえの鮮烈なデビュー作。中学校で教師を務める森口悠子は、卒業式の日に「教師を辞める」ことをクラスの前で宣言します。

森口のひとり娘がこのクラスの誰かに殺されたからーー、という衝撃的な冒頭から始まる同作。森口の訥々とした口調で語られる真実、そしてずる賢い殺人者である生徒たちへの復讐の駆け引きなど、思いもよらない展開が続きます。

「犯人が分かっている」ミステリー作品と少し珍しいですが、森口と生徒の頭脳戦を先読みしてみるのも楽しいのでは。

最後のどんでん返しは初見では見抜けないでしょう。個人的には原作を読んで後に、映画を見るとなお楽しめます。

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殺戮にいたる病

(我孫子武丸/講談社)

身の毛もよだつ怖いミステリー小説を読みたいのなら同作。

東京の繁華街で起こる猟奇的殺人を繰り返す殺人犯の蒲生稔を中心に据えて物語は展開します。ストーリーは蒲生稔、その母、元警察官の視点から進みます。

猟奇的な表現や、殺人犯の目線で語られる物語は背筋を凍らせるものがあります。しかし同作の本質は物語全体が伏線とも言える、巧妙な仕掛けです。

最後まで読むと絶対に「あっ」と声を上げてしまうでしょう。そうして2周目を読むと、また1周目と違った見方ができます。

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アヒルと鴨とコインロッカー

(伊坂幸太郎/東京創元社)

伊坂幸太郎独特のおしゃれな文体が楽しめるミステリー小説。ポップで読みやすい文体で、思わずくすくすと笑ってしまうような要素もあるため、こちらもミステリー初心者におすすめな一冊です。

大学生の椎名は、隣に住む美形の男・河崎に「広辞苑を盗む」ことを持ちかけられます。断り切れずに広辞苑を盗む片棒を担がされた椎名は、河崎の口を通して2年前のとある事件に出合ってしまい……。

登場人物たちの持つ秘密が2年前のとある事件を通して絡み合い、最後の曇天返しはピースが嵌まるっていくような爽快感があります。

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謎解きはディナーのあとで

(東川篤哉/小学館文庫)

世界的な企業グループの令嬢だが新人刑事として奮闘する宝生麗子が出合う事件を、執事・影山が見事な推理で解決していく珍しい小説です。

麗子と影山のテンポの良い掛け合いが痛快でとにかく面白いです。飄々として毒舌な影山のキャラクターはとても魅力的。

トリックも解決するとスッキリと納得できるので、ストレスなく読み進められます。本格ミステリー小説ですが、過激すぎる表現もないので小中学生の読書好きにもおすすめ。

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まとめ

以上、ミステリー小説12選を紹介しました。

世界の名作から、最近人気のものまでをピックアップしてみましたが、いかがでしょうか。

ドキドキ、ハラハラしたいのなら全てオススメの作品たちです。素晴らしい読書の時間を過ごせること間違いなしです。

 

 

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