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【明日ちゃんのセーラー服】あらすじ・ネタバレ、読んだ感想をレビュー

 

青春を象徴するセーラー服。胸元にキュッとリボンを結んで元気一杯に走る女の子には、フレッシュな魅力が漲っていますよね

今回ご紹介するのは博の漫画

案内人
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「明日ちゃんのセーラー服」です。

 

 

「明日ちゃんのセーラー服」あらすじ

自然豊かな田舎に両親・妹と共に暮らす明日小路はこの春から中学生になります。

過疎化著しい地域で育った小路は、小学校六年間をたった一人で過ごした為、中学校ではたくさん友達を作ると目標を立てていました。

そんな小路の第一志望は憧れのアイドル・福元幹と母が卒業した名門私立、蠟梅学園中等部。

見事受験に合格した小路ですが、制服がセーラー服からブレザーに変更されたのを知らずに狼狽します。

小路は蠟梅学園伝統のセーラー服にとことん惚れこんでおり、母親直々に仕立ててもらっていたのでした。

大人しくブレザーに袖を通すか、母の手作りセーラーで登校するか……悩んだ末、小路はどこまでも自分らしくあろうと決意し、セーラー服に着替えました。

新しく幕を開ける学校生活で、小路はどんな友人と出会えるのでしょうか?

 

舞台は、田舎の名門女子中学・私立ロウ梅学園。この学園のセーラー服を着ることが「夢」だった明日小路(あけびこみち)。少女の「夢」の中学セーラー服ライフが始まる♪ 広がる、緑豊かな田園風景。ゆっくり流れる青春時間。田舎×中学生×セーラー服「友達100人出来るかな?」 俊英・博が、柔らかなタッチで贈る優しい学園物語…入学です♪♪

出典:Amazon

 

「明日ちゃんのセーラー服」登場人物

【明日小路】私立蠟梅学園中等部1年生。天真爛漫で明朗快活な女の子。友達をたくさん作るのが目標です。

【木崎江利花 】路のクラスメイトで最初の友人。東京出身の資産家の令嬢でピアノが得意です。

 

「明日ちゃんのセーラー服」ネタバレ感想

博「明日ちゃんのセーラー服」は小路改め明日(あけび)ちゃんのスクールライフを生き生き描いた青春漫画。注目してほしいのはそのフェチズムを極めた描写の数々。

明日ちゃんがバク転するだけ、縄跳びするだけで見開き2ページ使うのですから、女の子の体や仕草へのこだわりが半端ないことがおわかりいただけるのではないでしょうか。

表情豊かで愛くるしい明日ちゃんの一挙一動には癒されますし、どんな時も前向きな姿勢に勇気をもらえます。彼女は絶対に他人を否定しないので安心して読めます。

また、本作にはいわゆるモブが存在しません。クラスメイト一人一人に名前と設定が存在し、きちんと背景が掘り下げられていきます。

明日ちゃんと個性的なクラスメイトたちとの絡みが本作の大きな魅力になっているのは疑うよしもありません。

原則明日ちゃんの一人称視点でストーリーが進行しますが、まれにクラスメイトの視点を挿入することで、田舎訛りや体型に纏わるコンプレックスなど、それぞれの等身大の悩みがフォーカスされる構成も上手いと思いました。

明日ちゃんと木崎さんの百合百合しい友情も尊く、二人のピュアな触れ合いには心が浄化されます。

明日ちゃんの家族も温かい愛情にあふれた人々で、特にお姉ちゃん大好きな妹・花緒の言動は微笑ましくてたまりません。

 

「明日ちゃんのセーラー服」見どころ

神作画のアニメも大ヒット中ですが、原作は白黒なのに色や光を感じられる画力の高さで読者を虜にしてくれます。

一日一日を大事に送る明日ちゃん。常に全力、一生懸命な彼女に感化され緩やかに変わっていくクラスメイトたち。

その成長ぶりがこの上なく愛しく、もはや萌えを通り越した親心で尊みを噛み締めてしまいます。

四季折々の学校行事も外さず、何でもない日常にこそ潜むドラマをエモーショナルに描き出していました。

そしてとにかく女の子が可愛い。明日ちゃんのクラスメイトを見ればわかりますが、一人としてキャラ被りが存在せず、その子独自の魅力を引き出すのに成功しています。

よしんば明日ちゃんにぴんとこなくても、読んでいくうちに贔屓のヒロインがきっと見付かるはず。

服の皺や風にそよぐ髪の動きまでこだわりぬいた作画は1ページ1ページがイラスト集さながらコストがかかっており読者も大満足。

明日ちゃんの純粋さや木崎さんのツンデレぶりを堪能したい人はぜひ読んでください。

 

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