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【呪術廻戦】1巻あらすじ・ネタバレ、読んだ感想をレビュー

 

神道や陰陽道に通じた人々の中で、呪いをかけるのに特化した専門職を呪術師と呼びます

私たちの日常からかけ離れた呪術師の世界では、一体どんなバトルが繰り広げられているのでしょうか?

今回はアニメや劇場版も大ヒットした芥見下々の漫画

案内人
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「呪術廻戦」をご紹介します。

 

 

「呪術廻戦」あらすじ

主人公・虎杖悠仁は宮城県仙台で祖父と暮らす高校生。

ずばぬけた身体能力を誇り運動部からスカウトが絶えないものの、本人は入院中の祖父の見舞いを優先したいが為に、長時間拘束されないオカルト研究部に所属しています。

しかし祖父はあっけなく他界。死ぬ間際、悠仁は「お前は大勢に囲まれて死ね」と言い残しました。

時同じくして呪術高専の学生・伏黒恵が虎杖の高校を訪れます。彼の目的は特級呪物、両面宿儺の指を回収することでした。

ところが宿儺の指に引き寄せられた呪霊が暴走、放課後の学校に居残っていたオカルト研究部の先輩たちが絶体絶命のピンチに陥ります。

はたして悠仁は先輩たちを救出し、凶悪な呪霊を倒すことができるのでしょうか?

 

類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?

出典:Amazon

 

「呪術廻戦」登場人物

【虎杖悠仁】 仙台で祖父と二人暮らしをしている高校生。突出した身体能力に恵まれています。

【伏黒恵】 奥多摩にある呪術師養成機関・呪術高専の学生。虎杖の学校に両面宿儺の指を回収にきたクールな少年です。

【五条悟】 呪術高専の教師で恵の後見人。のちに編入した虎杖の指導にあたります。

 

「呪術廻戦」ネタバレ感想

「呪術廻戦」は2020年にアニメ化されポスト鬼滅と呼ばれる大ヒットを記録しました。

2021年12月に公開された劇場版アニメーションの興行収入も伸びており、まだしばらくは人気が衰えそうにありません。

本作のテーマは呪術。少年ジャンプの連載作には珍しい和風ホラーテイストで、伝奇もの要素も含んでいます。

呪術師たちとこの世にはびこる異形の呪霊の戦い、および呪術師同士の熾烈な殺し合いを描いた漫画ながら、「BLEACH」「HUNTER×HUNTER」の流れを汲む」スタイリッシュなバトルシーンはスピード感にあふれていました。

もちろんキャラクターも魅力的。

呪術界最強の名を欲しいままにするカリスマ異端児・五条悟ほか、祖父の遺言を守り抜く直情主人公・虎杖、クールで現実主義な秀才・伏黒など、価値観や信条の異なる者同士が衝突を繰り返して信頼関係を育んでいきます。

「呪術廻戦」の死生観は実にシビアで、女子供だろうとメインキャラだろうと死ぬ時は容赦なく死にます。

事実呪術高専一年生トリオの紅一点・釘崎野薔薇や、虎杖の恩師にあたる人気キャラ・七海も死亡しました。

いかに読者の支持を獲得していても今後の展開次第ではあっさり脱落しかねない、そんなプレッシャーがスリルを生んでページをめくる手が止まりません。

本作における呪霊は人の欲望が生み出すものとされています。

故に憎悪や嫉妬や劣等感、人間のあらゆる負の側面が容赦なく掘り下げられ、時にそれは骨肉の争いにまで及んで多くの犠牲者を出しました。

一方で師弟愛や親子愛、姉妹愛や友情にも焦点をあて、人間離れした呪術師たちから人間臭さを引き出し、感情移入を捗らせる試みに成功しています。

良き呪術師として非術師を庇護してきた夏油が、一般人の醜さに絶望して闇堕ちする末路はこたえました。

主人公・虎杖がどんどんしんどい状況に追い込まれていくのも見所で、この先彼がどうなってしまうかドキドキ。どうか心が折れないようにと祈りたいです。

アニメ二期では五条と夏油の呪術高専時代のエピソードや伏黒父が描かれるとあり、今から期待が高まる一方。

作者の芥見下々はもともとホラー好きで小野不由美の「残穢」を愛読しており、その知識が作中に生かされてるのにも注目してください。

現在の週刊少年ジャンプを引っ張る「呪術廻戦」の魅力は底知れないと断言します。

 

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